6月17日、2006年
野良孔雀のお宿発見、野良孔雀大通り
わが町の野良孔雀は、この大通りに住処を構え、そこの名士だと言うことが分かりました。
野良孔雀後日談です。
大通りと言っても、その通りは行き止まりで、
車はそこに住んでいる人しか乗り入れないと言う訳で、
野良孔雀にとっては、比較的安全な場所だったのです。
そんな訳だから、僕達も毎日傍を車で通り過ぎていたのですが、入ったことのない通りでした。
ある日 、たまたま犬の散歩で一緒になった人に、野良孔雀の話をしたら、
その人は野良孔雀大通りに住んでいる人だったのです。
そして、色々詳しく教えてくれました。
あの野良孔雀の住処は大きな松の枝で、
「その真下には、証拠の落とし物がたまっているでしょ!」と、
その場所まで案内してくれました。
つまり、お宿発見と言ってもその近所の人に教えてもらった訳です。
その人の話によると、夜7時45分には家に戻ってきて、
朝6時半には出かけるそうです。
野良孔雀は太陽の高さで時間を見ているに違いないので、
日没前に戻り、日の出後に出かけると言うことなのでしょう。
枝を飛び移る姿は、それ又すばらしいそうです。
しかし、別の時に会った人の話では、野良孔雀を見るのは美しいけれど、
あの鳴き声は、何とも子供の悲鳴のようで、なかなか慣れないとこぼしていました。
なるほど、このごろの暑い夜など窓を開けて寝ていると、
歩けば10分くらい離れている我家にも野良孔雀の鳴き声がよく聞こえてきます。
野良孔雀大通りの人たちは、さぞ甲高い声が、耳の傍で聞こえてくるに違いありません。
その大通りの一角のある家の前に大きな鏡が無造作に立てかけてありました。
なんと、あの野良孔雀が自分の姿を映し、色々スタイルをとっているではありませんか。
野良孔雀のための鏡だったのですね。
鏡の前でポーズをとる、わが町の野良孔雀をご紹介します。
まだ、独り身のようです。ピーヘンはどこにいるのでしょう。
厚井 芳則。